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[雑記]アガベの育て方の超基本。水やり・土・夏冬の管理方法まで。

2023/07/03

アガベ 雑記

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アガベとは?

別名リュウゼツラン。現在ではアガベという呼び名のほうが浸透しているように感じます。アガベという名前は、ギリシャ神話に登場する「アガウェー」という女性から。他にもテキーラの原料になること、100年に1回しか咲かず、開花後に枯れてしまうことからセンチュリープラントと呼ばれていることで知られます。実際には数十年で咲くらしい。

アガベの大きさ

品種によりけり。
10cm程度にしか育てないものから、3mを超えるものまで。

大型アガベの一例(1m以上)

後藤サボテンさんにて

↑の例は大型の中でも小さい方の品種。
うちには無いですが、3Mを超える超大型品種も多数存在。

中型アガベの一例(50cm〜1m程度)




ドライガーデンに使いやすくて管理もしやすい。うめすけが一番好むサイズ感です。

小型アガベの一例(50cm未満)



ほとんどのチタノタ系 / ホリダ / ドラゴントゥース / 白糸の王妃 / 姫乱れ雪 / 王妃カブトガニ錦など

超小型のアガベの一例



アガベの土について

水はけの良さ、乾きやすさが最重要事項。慣れてくるといろんな土を試したくなりますが、硬質赤玉土と軽石のみで十分育ちます。うめすけも色々な配合土を作りましたが、正直そんなに大きな差は感じませんでした。ちなみに軽石100%でも育つらしい。すごい。肥料は無くても問題なく成長しますが、元肥いれたほうが成長は早いです。入れすぎには注意。

市販の多肉植物用土でも全然良いですが、アガベに使うなら水はけをもう少し良くしたいな…と個人的には思ってます。

参考:うめすけの土の配合比率


軽石 50% 
硬質赤玉 30% 
硬質鹿沼 10% 
パーライト 5% 
燻炭  5%
マグアンプ(肥料) 適量

※厳密に測ってるわけではありません。雰囲気です。
ちなみにエケベリア、ハオルチアなんかの多肉もこの用土使ってます。
保水性上げる目的で、ちょっと軽石の割合減らしたりもしますが。

軽石

THE・水はけ。ほぼ水を含まず、素通りする。たまに見かける日向土も軽石の一種。軽石は白、日向土は黄色っぽい。見た目はお好みで。

硬質赤玉土

多くの多肉植物でベースの用土として使われる。保水性あり、保肥性あり、水はけも良い万能土。硬質じゃない安価な赤玉土は、1年で崩れて土になって水はけが悪くなるので注意。

硬質鹿沼土

赤玉と軽石の中間くらいの性質。軽い。使いやすいが、混ぜすぎると用土がアルカリ性に寄るらしい。黄色みが強く、混ぜるとオシャレな雰囲気が出るのでいつも混ぜる。

パーライト

水はけを良くする白い石。大量購入したのでいつもなんとなく入れている。

くん炭

保水性・保肥力の向上目的。大量購入したのでいつもなんとなく入れている。


アガベの置き場所

アガベには強光が必要なので、必ず年中通して直射日光が当たる場所に置きます。土が乾きやすくするため、風通しの良い場所がベター。冬以外は雨ざらしでも一応育てられるが、夏は蒸れ腐るリスクが出てきます。

水やりについて

大前提の知識

ほとんど雨が降らない乾燥地帯に生息している植物なので、乾燥気味に育てるのが大原則。僕は1週間のうち9割は土が乾燥した状態になるよう意識しています。半年水をやらなくても枯れないと言われるほどには乾燥に強いです。逆に水をやりすぎると徒長して、だらしない姿になってしまうので注意。よく言われる、「土が乾燥していたら溢れるまで水をやる」方式だと完全に水多すぎて徒長します。

水やりのタイミング

土と置き場所とアガベの大きさによります。
なので、一概にこうだとは断言できません。これはアガベに限らず、植物全般に言えることですが。もし育成環境に触れず断言してる人がいたら、疑ってあげてください笑

うめすけの育成環境下では(前述の配合土使用、直射日光が1日中当たる風通しの良い場所)、成長期の春〜秋は週1回ほど。休眠期は隔週で表面を濡らす程度に。早く大きくしたい小さい株や、根の張りが弱い株は水やりの頻度を上げる。臨機応変な対応が必要です。注意すべき、夏と冬の水やりの詳細はこれ以降に記載します。

夏の管理

遮光の必要性

1日中直射日光が当たるような場所では遮光が必要です。無傷で育てたいなら、最低でも30%の遮光が必要だと考えています。2022年の40℃に迫る連日の猛暑日、遮光率20%ちょっとで挑みましたが何株か葉焼けしました。葉焼けしたからといって、株が死ぬわけでもないですが。死ぬとしたら、後述の水やりが原因になります。
葉焼けしたチタノタ'ブラックアンドブルー'

夏の水やりについて

アガベは高温多湿に弱いので、ミスすると蒸れて死にます。原生地の環境を考えると夏に強そうに感じるけど、日本と原生地の環境での最大の違いは「湿度」。雨が多く湿度も高い日本の夏は、アガベには適していません。夏の水やりのタイミングには細心の注意が必要です。

具体的には、真夏日の真っ昼間には絶対やらないほうが良いです。日光を吸収しやすい黒鉢でも使っていようものなら、鉢内の温度がたちまち上昇して水がお湯になります。夕方以降、あるいは曇の日にまとめて水をあげるのがベスト。

冬の管理

雪対策

品種と大きさに大きく左右されますが、基本的には雪が被らないようにする何らかの対策が必要です。耐寒性の強い品種もありますが、一般論としては雪に埋もれたら何らかの被害は出ると思っておいたほうが良いかと。雪さえ被らなければ、寒さにはよく耐えます。
耐寒性を調べると、よく「-3℃まで」といった書き方がされていますが、これは多くの場合は雪を被っていない、乾燥した状態での想定なので注意。

冬の水やりについて

晴れた日の午前中推奨。夕方以降の水やりは危険。1日の中で1番気温が下がるのは早朝6時頃。鉢が水を多量に含んだ状態で冬の朝を迎えると、土が凍り、アガベにも致命的な被害が出る可能性があります。

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